ヒーリングの記録

『肩に槍が突き刺さったような痛みを感じる女性へのヒーリング』 5.病気の国境を越える

18.誰でもヒーラーになれることを実証する人

次の日、8月10日(金)はCさんが帰る日だった。

ミツさんが、なぜいなくても成立したのか?それは、勇気さんがいたから。

実は、ヒーリングにも順序があって、ゼロから100までを1人のヒーラーが担うことがベストではないときもある。そういう意味では、前里光秀研究所は組織としての強みがある。それぞれ、いろいろな強みをもったヒーラーがいるからだ。

勇気さんは、前日に引き続き、Cさんをヒーリングしていった。その中には、ミツさんが開発したアストラル体からのヒーリング治療も入っていた。勇気さんの仕草に反応するように、目を閉じたCさんが揺れていた。

その後、話しながらヒーリングをしていく中で、Cさんは何度も笑っていた。そして、「凄い…!」と何度も何度も言っていた。さらには、ミツさんより相性がいいかもとまで言っていた。

「流れがあるからです」

あくまでも、ミツさんがつくったヒーリングの流れがあるからだと勇気さんは言っていた。つまり、ゼロからつくりあげることはとてつもなく大変だと。勇気さんの謙虚さと気遣いと癒しが、何度もCさんを動かしていた。

病気を完治させ、今度は人の病気を癒やしてあげたい。そう言うCさんにとって、勇気さんは希望だった。

「ヒーリングの勉強もしたいです」

娘さんのMさんとともに、はやく病気を完治させてヒーラーになりたいという。病気の痛みを知っている人だから、できるヒーリングがある。それは、素晴らしいに違いない。

また、このような痛みの緩和や病気の治療。研究所で学んでヒーラーとなったお客様にも続出している。そんな具体的事例をいくつも話すと、さらに驚いていた。個人差があれど、誰でも望めばヒーラーとなれる。

実際に、ヒーラーになるには方法は決まっている。決意する、やり方を学ぶ、もちろんそれもある。しかし、本当にポイントは?

誰が教えるのか。

意外に現役ヒーラーがその技術や思考体系を公開するヒーリングワークを教えている場所というのはなかなか存在しない。

前里光秀研究所は、まさにそれをやっていると。それには、会社に流れるアイデンティティーとしてある「教育」。教育業が母体の会社だから、ヒーリングもひとつの教育だと。だから本人の意思があれば、誰でもできる。それが、前提条件だ。

そこには、神様はいないし、宗教も存在しない。教育で、人は変わる!それこそ、だった。

最後のヒーリング後、Cさんは今までで最高の笑顔だった。勇気を出して、本当に来てよかったと何度もお礼を言いながら帰っていった。その笑顔も、所作や動きも、すべてがまったく別人だった。

たった1週間弱で、Cさんは別人のようになって帰っていった。

19.前里光秀研究所が存在する理由

Cさんは、新幹線に乗って帰った。

家に帰って、娘のMさんと会ったそうだ。泣いて喜んでいたという。そして、事情をあまり知らない旦那さんも喜んでいたという。

「研究所のことを、調べ始めているみたいです」

Cさんは少し嬉しそうに言っていた。

本当に、手も触れないで病気を治せるのか?

現代医療からしたら絶対に理解できない態度でしかない。だけど、奇跡は目の前で起きている。

「本当に、ありがとうございました!こんなところ、日本中探してもありません。本当に、感謝しています」

電話で、そう言っていた。もう後がないと思って臨んだ前里光秀研究所でのヒーリング。フリーダイヤルに電話した日から約1ヶ月で、人生は大きく変わった。Cさんの決意と、家族の応援がCさんを変えた。

そこに、前里光秀研究所が携わった。

病気を抱える苦しみは、健常な人にとっては理解しがたい。到底、理解できない。でも、理解しようと努めるということはできる。その方向性に生まれるのが、ヒーリングのエネルギーだと思う。

これからも、線維筋痛症との対話は続いていくようだ。まだ、完治ではない。下肢には、まだ痛みが残る。それでも、Cさんはただ病気を改善しただけではない。

病気の完治に必要な思考の力について、大きく学んだ。この1週間で、いかに病気を手放さない思考があるのかを学んだ。

そして、8月下旬には沖縄で人生を変える習慣教育について、実践で学ぶ。簡単に言えば、生活改善。思考以外にも、理想の食事や睡眠など、日々やるべきことはたくさんある。日常が、すべてをつくるのだ。

前里光秀学園が提唱している習慣を身につけたら、さらに病気は大きく完治へと向かう。Cさんは、諦めなくてよかったと何度も言っていた。

そして、Cさんはすぐにやりたいことがあるという。

それは?

それは、同じ病院で知り合った線維筋痛症の友人に今の改善を知らせること。そして、どうか前里光秀研究所に出向いて病気を治してほしいということ。

東京本社に来た当日から、ずっと、それを言っていた。その助けになるなら、とその改善の様子やインタビューをYouTube動画に掲載することも喜んで応じてくれた。

このような触れない治療はオカルト的に見られる側面がある。でも、その批判を打ち消すような真実の記録だ。

それでもどこまで広まるか分からないが、それを視聴した方が誰かに勧めてくれることを願っている。病気治療の選択肢としてヒーリングを勧めてくれることを願っている。また、病気や痛みを抱えている方が、その動画を見つけてくれることを願っている。

その後、Cさんからメールも来た。槍が刺さったような肩の痛みは消え、剣山に座ったような痛みも大きく改善した。そして、最後はこのように結ばれていた。

「ブログは拝見しております。YouTubeも配信してください。この病気で苦しむ人の大きな大きな希望になりますね。

今の医学では治らない病はたくさんあり、限界なんだとよく分かりました。先生がヒーラーをたくさん増やしたい、と考えて行動されていること、本当に素晴らしいですね。

私も娘も是非ヒーリングについて学びたいと思っております。本当にありがとうございました。また沖縄でお世話になります。」

ヒーラーとクライアント。対照的な位置にある二者が、同じ側にまわる。治ること、改善すること、希望をもつことで、同じ側として物事を考える。

病院でもヒーリングでも神社でも、ベストな改善策ならいい。手段は、何だっていい。でも、その痛みを1日でも早く治すことができたなら、それはその過程が教師のようになって多くの苦しみをもつ人たちへの希望となる。

その希望のひとつのかたちとして、前里光秀研究所にはヒーリングが存在している。

20.女性の人生を変えた、不思議な力

それから数日後、Cさんから喜びの声が届いた。そこには「奇跡」と称して、8年間にも及ぶ激痛から解放した経緯について書かれていた。

「今、全国にはたくさんの同じ病気を抱えている人がいます。その方々の勇気になるはずなので、ぜひ体験談を書いてください」

そう依頼していたからだ。Cさんの闘いは、まだ完全に終わったわけではない。それでも、その文面から分かるCさんが感じるCさん自身の未来への期待。

実際には不安もある。しかし決意をした人は、強い。そう思わせる文章だった。

皆さんは、病気を抱えていますか?それとも、健康でしょうか?

人は、健康であれば何でもできる。時には文句も言うし、喧嘩だってできる。だけど、病気になった途端すべてのことがストップする。そういう意味で、病気になることをミツさんはこう表現した。

「人が人ではなくなるのが、病気です」

Cさんも、もともとパワフルで快活で何でもこなす女性だった。それが、病気ですべてがストップした。

しかし、病気になってはじめてそのままの不自由さに気づき、病院に行く。そこで、まさかの治らないという現実にぶつかる。それから、多くの人は嫌々ながら代替療法を探すようになる。または治らないとは言われないものの数年間通って治らないなら、治らないということだ。

代替療法の中でもヒーラーはトップクラスで避けられる。「怪しい」「信じられない」「そういうのは…」。だいたいが、そうだ。

しかし、僕たちは知っている。内密のうちにヒーリング依頼をする方々が特にものごとを軽々しく考えたり、暗示にかかりやすいような盲信的な人たちというわけではなく、年齢も職業も環境も、あらゆる種類の人たちだということを。

最後の砦として、心のある部分では信じたい方法でもある。だからか、たいていの場合は最後の砦として、重大な責任と結論を任されることになる。目の前で瞬間的な改善・緩和・完治が求められる。

一方、目には見えない治療なので、病気も治さないのに雰囲気だけでヒーラーを名乗る人も多い。他の代替療法も現代医療も、すべての人たちが、仲良くできたらいいと思う。

ヒーリングも万全ではない。実際、感染症に関しては病院なら一発で完全に治す。すべての国境を越えて、協力できたらいいと思っている。

だって、病気が治るのなら、どの治療法でもいいんじゃないですか?

本人にとっては、病気が治るならその手段なんて、奇跡的に何の関係もない!少しでも多くの方が、この記事を見つけてくれたらと思っている。その病気は、必ず治る。

21.Cさんからの手紙

2018年

8月14日(火)

奇跡が起きました。

本当に、信じられないような
数日間を過ごしました。

ヒーリングを受ける前の自分と今の自分が、
別人のように感じられます。

私のこれからの人生を救ってくださった、
前里先生はじめ、何度も集まってくださった皆さま達に、
心から感謝を申し上げます。

私は8年間、線維筋痛症という難病と闘ってきて、
数えれば50箇所以上の病院やクリニックなどをまわりました。

インターネットで調べ尽くし、
遠く県外までも辛い体を引きずるように、
家族に連れて行ってもらいました。

新しい治療法を探して少し希望を抱いては、
やはりダメなんだ、という絶望を繰り返し、
精神的にも肉体的にもどんどん追い込まれていきました。

どれも対処療法でしかない為
少し楽になってもまた痛みはやってくる。

根本的な治療法や薬が
見つかっていないのですから当然です。

1分、1時間、1日。

この痛みの辛さは、明るかった私の性格も変えてしまい、
やりたいことが出来ない苦痛、家族に迷惑をかける申し訳なさ、
先の見えない絶望から、常に自殺願望があったのです。

きっかけは8年ほど前に、首の痛みから始まり、
コルセットを巻いて整形外科や鍼、
ペインクリニックなどに通っていましたが
痛みが取れることはありませんでした。

病院で線維筋痛症と診断されるまでに時間もかかり、
かといって診断されても有効な手段がない。

焦りや不安、痛みへの恐怖感でどんどん拡がり、
背中、腰、もも裏やふくらはぎ、足先、指や顔面、お尻など、
痛く無いところを探す方が難しくなりました。

お尻の痛みで座ることができないので
車の運転にも支障が出る。

ご飯も立ったまま。
家事もできないものが多くて家族に頼る。

パニック障害もあったので
一人で買い物に行くこともままならない。

もちろん夜は睡眠薬を飲んでも眠れず、
むずむず足症候群や慢性疲労症候群なども併発しておりました。

本当に、これからどうなってしまうんだろう…と絶望していた時、
娘が前里光秀研究所のyoutubeをたまたま見つけ、
私に教えてくれました。

それは手をかざすだけでメスも使わず、
短時間で痛みや症状を取り除く。

今度こそ、前里さんなら助けてくれるんじゃ無いだろうか…
そして勇気を出して電話した時も、
ヒーリングを受けられるという喜びと、
またダメだったらどうしようという恐怖感が半々にあり、
複雑な気分でした。

最初は遠隔ヒーリングからでした。

お風呂に浸かって30分。
和田さんからLINEで、完治させましょう!とのこと。

わたしは、治るかもしれないという喜びを感じながら、
不自由な体を奮い立たせて娘の同伴で東京へ向かいました。

そこでのヒーリングはまずグラウンディングから始まり、
次に椅子に腰掛けて、頭や特に痛い背中に
手をかざして下さいました。

最初は特に何も感じなかったのですが、
ふと途中で、指が痛く無い!
あれ、背中も痛く無い。

急に肩から力が抜けて、ふにゃーっとなったかと思うと、
それまでの背中の突き刺さるような痛みが消えていたのです。

それと同時に体がとても暑くて汗が出てきました。

本当に驚きました。

それから前里先生は、原因は小脳ですね、
それから血流障害もあります。

でも、そんなに難しく無いですよ…完治できます、と。

私は完治できる、という言葉に信じられず
また驚きましたが、でもとても信頼できる
安心感が先生からは溢れ出ていました。

人間は健康なのが普通なんです。

病気であることは服を着ずに外を歩いているようなもので、
かなり不自然な状態。

病気にも始まりがあれば必ず終わりがある。
治りたい、と思うのではなく、もう飽きた!そう思うことですね。

そんな話が心に残り、嬉しいのと不思議な体験をした余韻で、
帰りのタクシーと新幹線は上半身がかなり楽な状態、
多少お尻が痛くても座っていられるので娘と笑って帰りました。

それから家でも2~3日、とても良い状態が続き、
その後にまたお尻の痛みや指の痛みなどが出てきました。

痛みがなく楽な時はどんどん前向きな思考、
行動もできるのですが、一旦痛みが出てくると
不安と恐怖感からまた大きな痛みが呼び寄せられます。

まさに患部の問題というよりも脳が思い出す、
そんな感じです。

でも前里先生のパワーを信じていましたし、
治ると言って下さっているのだから、それに賭けることにしました。

不安はありましたが、娘にも自分の家庭がありますので
私は一人で東京に宿泊予定で向かいました。

ヒーリングは前里先生と対話しながら、
リラックスした状態でおこなわれます。

先生の楽しい冗談も交え、笑いの中、
身体と気持ちがどんどんほぐれていきます。

笑いは波動が高まりその時に
ぐっとヒーリングのエネルギーが入るのだそうです。

予定していた2日間のヒーリングの後、
さらに一週間延長して、
とても考えられないような治療が続きました。

その後もヒーリングによって、痛みが消えたり、
ホテルに戻るとまた出てきたり…を何度繰り返したでしょうか。

前里先生がおっしゃる言葉や力、信じておりますが、
痛みが出てくるとどうしても恐怖が襲います。

頭で理解しても心が長い痛みの習慣から
抜け出すのを拒んでいるようでした。

「それでも、痛みがあって不安になるのは当然。
痛いところは教えてください。

揺り戻しがあるので、必ず痛みは出ます。
良くなっている部分に目を向けてください」

そうおっしゃいました。

私は痛みがあるところを探しては不安になり、
部分的に良くなった肩の激痛や指先など、
目を向けることが全くできていませんでした。

何より、一人でカフェに入って長時間座っていたり、
ホテルでも一人きりで過ごして…
そんなことは以前の私であれば
まず不可能だったのですが、それが出来ていました。

4~5日目の治療で私は、良くなったところを聴かれても、
まだ痛みが残っている部分を気にして話していました。

確実に良くなっている部分があるのに、
無意識に痛い部分にフォーカスし、
痛みをさらに呼び戻していました。

それが今になればわかるのですが、
その時は焦りと不安で混乱していました。

前里先生は、全身全霊でエネルギーを注いでくださるのに、
私は自分で、治る!と決意できていなかったのでした。

途中、前里先生はアストラル体というところの
痛みの原因をごっそりと取ってくださり、
小脳もその他の痛み要素も取り除いた、とおっしゃいました。

私のために他の社員さん(ヒーラー)も皆さん集まってくださり、
前里先生のサポートをする、という凄い空間が生み出されました。

立っていると、手を触れられていないのに
背中を引っ張られたり押されたりする感覚で
今にも倒れそうになります。

汗や涙も溢れ、すごく体が熱くなりました。

そして意識があって立っているのに、眠っている、
と分かるような不思議な感覚に何度もなりました。

ただならぬエネルギーが働き、
前里先生もクタクタになられているのがわかりました。

私の病気の原因には、小脳だけでなく細かいものがたくさんあり、
それを1つずつ見つけては外し、全て取り除いて下さいました。

あんなに激痛だったのが、わずか
5日間の治療でゼロに近づいている。

それが現実でした。

帰る日の前々日には、
前里先生がご自身の話をたくさんしてくださり、
とても興味深くて面白く、
先生には自分の未来も地球の未来も

見えているからこそのお話でした。

本当に言葉に表せないくらい、すごい方です。

現実離れしたような事をサラっとおっしゃいますが、
それは全て本当のことで、
何十年か先にはその未来が実現化する。

そういうことだと確信しました。

先生や美輪さんがおっしゃるには、
私の近い未来は、笑って喋りまくっているそうです。

本当によく喋る方なんですね、と。

大好きな映画館で普通に座って観ているし、
娘と一緒にヒーリングを学んでいるそうです。

それを聞いて嬉しくて嬉しくて、また涙が出ました。

最後の美輪さんのヒーリングで、
あんなに痛かったお尻から脚の痛みを全て取り除いていただき、
帰りの新幹線は普通に帰ってこれた。

これは奇跡です!

こんな不思議な力を誰でも習得できるのであれば、
と私も娘も学びたい!

今そう強くイメージしているのですから、
近い未来にそうしているでしょう。

そして、沖縄で開催されるプロデュース大作戦にも
行こうと決意しました。

数日前の私はそんなこと絶対に無理!
とその選択を完全に排除していたのに、です。

私はそんな風に、未来のあるべき自分の姿に
少しずつ近付いています。

東京から戻って今日で4日。

今も不思議な力が働き、治療は進んでいます。

あんなに激痛で苦しんでいた肩の痛み、背中の痛みはなく、
上半身はとても軽いです。

下半身も時に痛みは感じたりしますが、
以前の体とは全く違っているのが分かります。

何より、沖縄でのプログラムで自分はもっと生まれ変わって、
痛みなんか全てなくなると思えます。

朝は早く起きて大好きな庭仕事や買い物に行ったり、
掃除や料理、趣味も普通にできます。

痛みのない体で動き回れることの
ありがたみを改めて感じています。

私の人生を変えてくださった前里先生はじめ皆さん、
なんと感謝を伝えて良いかわかりません。

後ろ向きだった私をいつも電話で
サポートしてくださった和田さん、本当に感謝致します。

前里先生のヒーリングは奇跡の連続で、
私の体験したことは、8年の闘病生活からすれば
ほんの一瞬でしたが夢のような出来事です。

前里先生は本当に愛情深い方で、常に対等に向き合い、
私の痛みを理解してくださり、自分の身を削って
時に痛みを受け取ってしまうほどのダメージを受けても、
最後まで見放さず、治療に望んで下さいました。

この体験は人に話しても
なかなか信じてもらえないのが残念なところですが、
私はもっともっと自分が変わり、伝えて行きたいです。

でないと、この奇跡を
体験させてもらえた意味がないのですから(^^)

目に見えるものが全てではなく、
目に見えない世界や力の中で私たちは生かされているということを、
身をもって知りました。

日本一のヒーラー、前里先生に心から感謝致します。

また、娘と孫と沖縄でのプログラムで
お世話になります。

今からワクワクが止まりません!!!